ハピレピアレルギーは食物アレルギーを持つお子さまとママにうれしいしあわせな生活のレシピブックです
- 2010年1月14日取材
第5回目となる今回の『ファクトリーレポート』は、兵庫県・神戸市でビーフンの製造を始められて今年(2010年3月)で60周年を迎えられる、ケンミン食品株式会社さまを取材しました。
お米の麺ひと筋に取り組んでこられたケンミン食品株式会社さまの商品に対する姿勢やこだわり、お客さまに届けたい思いなどをご紹介します。

現在本社がある神戸の地で、中国や台湾が起源と言われているお米からつくった麺“ビーフン(米粉)”をつくり始められたのが、今(2010年)からちょうど60年前のこと。
当時、戦争が終わり台湾から日本に戻ってきた人の多くが九州へ定住しました。その日本の人々から「台湾で食べたビーフンを日本でも食べたい」という声が、台湾出身であった創業者の高村健民氏(その後、日本に帰化)に届いたことをきっかけにビーフンの製造に取り組まれたそうです。
こうして今日に至るまでビーフンを中心にフォー・春雨・新商品の『ライスパスタ』など、小麦粉を使わない乾麺・加工冷凍食品の製造を行い、ビーフンに至っては国内シェアの約6割がケンミン食品さんの製品です。

ケンミン食品さんのつくるビーフンの原料はお米100%。原料のお米は日本でよく食べられている品種(ジャポニカ米)とは異なり、パサパサして粘り気は少ないが、加工には向いているインディカ米(タイ産)のみを使用し、食塩食品添加物などを一切使用せず、独自の製法で製造しています。
このようなケンミン食品さんのお米100%ビーフンは、小麦アレルギーの方でも食べられる麺として注目され、お客さまからも「小麦粉は本当に入ってないですよね?」、「子どもが小麦アレルギーで他の麺が食べられないので、ケンミンさんのビーフンをいつもおいしく食べています。」などのお問い合わせやお声が届くようになったそうです。
そこで、このようなお客さまにさらに喜んでいただけるような新しい麺として、また、世界中の人々が親しめるお米の麺として開発をはじめた製品が『ライスパスタ』です。
この『ライスパスタ』は栄養価の高い玄米をバランスよく配合し、独自の新製法で加工したパスタ風のお米の麺。もちろん小麦粉や食品添加物は使用していません。
小麦パスタに比べて、“もちもち”した食感と “つるつる”としたのど越しが特徴で、様々な食材とも相性がよく、和食・洋食・中華などいろんな味付けや調理法でお楽しみいただけるそう。
今回のインタビューでお話をしていただき、『ライスパスタ』の開発を担当された、マーケティング部企画課の福村さんは「子どもは麺類が好きなので、小麦アレルギーを持っていらっしゃるお子さまにはぜひ、お試しいただきたいです。また、学校で給食やお弁当などみんなでご飯を食べる機会にご利用いただくのもいいですね。」とライスパスタの活用をおすすめされています。

お米だけでつくられたケンミン食品さんのビーフンやライスパスタは、グルテンなどの“つなぎ”となる成分は全く含まれていないので、小麦粉と同じように加工してもつながらず麺にはなりません。
そこで、麺にするために多くの研究を重ねて独自の製法を開発。新商品の『ライスパスタ』の開発時には、これまでのビーフン製造から得たノウハウを活かしながらも、既成概念は壊しつつ、ライスパスタ専用機械の開発、製造方法の研究など一からはじめられたそうです。「原料はお米だけであること、日本人の好みに合うような食感や“こし”、であることは譲れないこだわりであり、特に苦労した点でもあります。」と、開発を担当されていた福村さんはお話くださいました。
原料となるお米は、限られた地域、時期に収穫されたものを厳選して使用しているそうです。米農家の使用農薬を管理し、現地の精米所と連携することで厳しく生産管理を行い、また、実際に栽培地へ足を運び調査、農薬検査などを行ったお米をタイの自社工場で製品化し、日本へと運んでいます。
原料の選定、管理を更に深め継続していくことが消費者のみなさまの信頼を得ることと考えておられます。
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