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[Vol.6] 株式会社 アレルギー食品検査センター様

  • 2010年2月23日(火)取材

はじめに

今回スタッフが訪れたのは、群馬県前橋市内にある「アレルギー食品検査センター」さん。こちらの会社では、食品に含まれる様々なアレルギー物質を検査し、企業だけでなく一般の消費者にも低価格で分析結果を提供しています。

アレルギー食品検査の現状、会社の設立に込められた思いなどを、社長の浦嶋敏充(うらしま・としみつ)さんにお伺いしました。また、普段なかなか見る機会のない検査室の様子もお届けします。

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一消費者の目線で、検査できるような会社を

浦嶋社長は2001年から8年間にわたり、食品や化粧品を扱うメーカーで検査・分析を担当されてきました。スタートになった2001年はちょうど、卵や小麦など、アレルギー物質の表示が義務付けられた年。浦嶋社長は当時の会社でも対応の必要性にいち早く応え、品質管理にアレルギー部門を導入するなど積極的に取り組んでこられました。

浦嶋社長が担当した品質管理部門は、やがて時代のニーズを受けて発展。最終的には大手企業が出資して、分析を専門とするひとつの会社まで成長しました。

検査・分析のスペシャリストとして、8年間のキャリアを重ねた浦嶋社長。しかし大手企業の下では、どうしても自社製品の品質管理が中心となります。社外から依頼される検査も請け負っていましたが、思うように手が回りません。個人のお客さまからアレルギー分析の問い合わせがあっても、十分に対応することができませんでした。

「一消費者の目線に立って、検査できるような会社をやりたい」 身近な方が食物アレルギーでつらい思いをされていたこともあり、浦嶋社長は2009年の6月に一念発起して独立。アレルギー食品の分析に特化した、「アレルギー食品検査センター」を設立しました。

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「食生活を広げる」手助けのための検査

特にお子さんに食物アレルギーがある場合、「食べちゃダメ」と言い続けることは、お子さん本人にも家族にとってもつらいことです。また、アレルギー表示では「入っていない」と思われる製品でも、念のため買わない、という保護者の方は多くいらっしゃいます。実際の食品を検査して「これは食べられる!」と分かれば、食の幅も広がって生活が豊かになるはずです。

ところが、既存の検査機関は企業向けがほとんどで、費用も非常に高価なのが現状です。申し込みも専門的で難しく、個人の消費者が依頼するには高いハードルがあります。

何かを食べてアレルギー症状が出た場合、一度開封した食品は保健所でも調べてもらえません。 (開封後にアレルギー物質が混入している可能性があるため) 製造元で十分な対応をしてもらえなかったら、そこで打つ手がなくなってしまうのです。

アレルギー食品検査センターが目指すのは、食品を扱う企業はもちろん、私たち個人の消費者が、もっと手軽に、もっと低価格で食品検査を受けられる会社。「個人で検査を頼める所がない」「費用が高すぎる」「難しくてよく解らない」といった壁をクリアするため、浦嶋社長は新しい取り組みを始めました。

それが「アレルギー食品安心.com」です。

検査の通販という挑戦 「アレルギー安心.com」

アレルギー安心.comでは、インターネットの「通販」というユニークな形で、食品のアレルギー検査を申し込むことができます。

  • お手軽検査:スピーディーに、アレルギー物質の有無を確認する検査
  • 本格検査:厚生労働省が指定する正式な検査(保健所で行っているもの)
  • 特別検査:厚労省は指定していない、特別な手法を使って行う検査
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ここでも、専門的な言葉はあえて使わない配慮がされています。ユーザーは調べたいアレルギー物質や症状のガイドに沿って、検査の種類をチョイス。あとはショッピングカートに入れて申し込み、検体を郵送すれば分析結果が手元に届く仕組みです。

「検査の通販」というアイデアは会社設立の頃からあったそうですが、ようやく「これだ!」という形を実現するには、様々な調査やシステムの試行錯誤が必要でした。新しすぎて比べるものがない、「食物アレルギー関連の団体さんにも怪しい者だと思われて…」そんな苦労の数々を、笑顔でカラッとお話しして下さった浦嶋社長。食品検査の現場から、安全と豊かさを提案する。独立起業の背景には、新たな挑戦へのパイオニア精神があるのかもしれません。

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